大阪狭山市大野台、近大病院の近くにあるカフェブラッセリーシュンジローさん。
小麦色のシンプルなパンやお菓子がおいしいカフェです。
カウンターにすわって、自家製プリンとコーヒーを注文しました。
「このプリンすごくおいしい」と声にだして驚くと、
カウンターの中からさやかさん(※店主)が、
「よくそう言っていただくのですが、別に特別な作り方をしているわけではないんです。砂糖と牛乳とたまごとお塩で普通につくっているだけで・・」と。
おいしいプリンと、たっぷりのコーヒーとともに、
本を読んだり、
カウンターの中で働くさやかさんを眺めたり、
時々おしゃべりをしたり、
ひとりの時間と、ひとりではない時間が、ちょうどいい具合です。
どうしてこんなステキなカフェができあがったのでしょうか。
それは、「ひとりでムリなくできること」を考えたそうです。
お料理も盛り付けも配膳も接客もひとりでムリなくできるように、カウンターを中心に据えたレイアウトに、
ひとりでは作れる量にも手間暇にも限界があるので、お食事は「地元野菜とたまごとチーズのお皿」1種類。あとは、プリン、パン、チーズと今日のデザート。
でも小麦、砂糖、塩などの基本となる材料は選び抜いて、
紙のストローを使いたいと思ったので、紙のストローにあうように、お店の内装は木材を中心にして、
テーブルごとにメニューは置かず、お客さんにはカウンターのところで、並んでいるパンやお菓子をみて、注文をしてもらう。
「ひとりでムリなくできること」を考えたら、店主にも、訪れる人にも、とても居心地の良いカフェになったというわけです。
カウンターの中で、お料理したり、盛り付けたり、お菓子を作ったりして働いているさやかさんを眺めているのも楽しいです。
近所にこんなお店があったら、少しくらい忙しい毎日もがんばれると思います。